IoTエンジニアに求められるスキルは?

今後ニーズがどんどん高まり続けると考えられているIoTエンジニアには、どんなスキルが必要なのでしょうか。IoTエンジニアは、ハードウェアの設計やソフトウェアの開発を主な職務としています。その際には、多種多様なハードウェアデバイスに携わります。これらのデバイスから送信されるデータを処理するサーバーは、高度なスケーラビリティを持っていなければならず、IoTエンジニアにはこの部分に対するスキルや専門性が求められるでしょう。

その中でも大前提となるのは、ハードウェアに関する知識やスキルです。組込みシステムの開発に携わるIoTエンジニアは、担当エンジニアとのコミュニケーションは必要不可欠でしょう。ハードウェアの特徴や特性を理解した上で設計や開発を行える知識量とスキルを持っていなければいけません。

クラウドコンピュータに関するスキルも、IoTエンジニアに求められます。IoT製品の多くは、デバイスごとにデータ処理をするとかかる負荷が大きくなり、処理時間が長くかかってしまいます。そのため、多くはオンプレミスのサーバーではなく、クラウドコンピューティング技術を活用しているのです。スケーラビリティの点では、クラウトコンピュータはとても優秀ですし、セキュリティ面でも信頼できるサービスが多く、ニーズが高まっています。

その他には、セキュリティに関する知識や、データ分析スキルなどもIoTエンジニアに求められます。また近年では、IoTデバイスにAI機能を持たせたものが多く、AIに関するスキルも持っていたほうが、職務を遂行する際には役立つでしょう。